十二国記【最新考察】 新刊のラストを大胆予想!?

 

 

本記事は十二国記新刊「白銀の墟 玄の月 」考察です。
ネタバレを多々含みますので、まだお読みでない方はお引き返しください。

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3、4巻の発売日が刻々と近づいてきました。
考察できる時間もあとわずかです。今回は本作のラストについて、半ば妄想的ではありますが、大胆な案を考察しました。
考察自体は最後になるかもしれませんし、一週間後には盛大な黒歴史になっているかもしれませんが、お付き合いいただければ幸いです。(笑)

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新刊のラストは?

 

自身の考えを整理したり、大勢の方々の考察を拝見させていただきましたが、少し目線を変えて思いついたことがあります。それは、「阿選も被害者であり、かつ今でも驍宗の仲間なのではないか」ということです。

 
事の発端は、文州で反乱があったことでした。のちにその反乱は、驍宗を誘い出すために阿選によって緻密に計画されたものであることがわかっています。
しかし阿選はほとんどの自分の部下に対して、謀反を起こすことを話していませんでした。そのことは、2巻P.179 恵棟と友尚との会話の中からもわかります。
 
「あの方は自分の胸一つですべてを決めて、準備してこられたのだ。--我々麾下にさえ悟られることなく」
 
この台詞、阿選が自分一人で準備したように書かれていますが、王への反逆をこんな腹心の部下にさえ悟られずに成し遂げることが本当にできるのでしょうか?
 
阿選と驍宗は、驕王の治世からともに禁軍の将軍であり、互いに意識しあい、その付き合いは長かったのだと考えられます。驍宗は武人あがりの王であり、その辺の王とは違い、謀略などを察知する能力も高かったのではないかと思われます。そんな中、いくら情報漏洩のリスクがあるとはいえ、ただでさえ殺すことが難しい驍宗をたった一人の計画でなんとかできるとは少し考えにくいものです。
 
そのことからも、阿選ですら誰かに操られており、我に返ったのはすべての事が終わった後だったと推察します。
 
文州反乱など、謀反につながることは誰か別の者が元々計画しており、阿選はその実行犯としてのみ使われてしまった。我に返ったのはすべてが終わってしまった後であり、もはや後戻りはできない状況だった。その誰だかわからない黒幕が今後どのように動いてくるかもわからない状況から、下手には手を出せなかった。
 
なんとか国を取り戻そうと、1年くらいは頑張ってみたものの、誰だかわからない黒幕に邪魔をされ、上手くいかなかった。そして自分の周りの人間は傀儡のようにされ、周りに監視役として配置された。
 
しかし驍宗が生きていることはわかっており、この国を統べるのは驍宗以外いないと思っていた。そこで唯一頼りになりそうな琅燦(ろうさん)と手を組み、どんな事が起ころうとも、驍宗へ国を返す手を考えた。その結論が天のルールを利用し、現状を維持することだった。
 
だが、驍宗の行方はわからず、泰麒もいない。つまり次の王に託すということもできず、何年かかるかもわからない。自分の周囲だけでなく、地方の官まで幻術にかけられているため迂闊には動けない。これではいかに驍宗が帰ってこれたとしても、何年も玉座を空けたとして、支持されず、最悪の場合失道もあり得る。
 
そこで阿選は、自分が徹底的に悪になることによりすべての憎しみを集め、驍宗帰還時に倒されることにより、驍宗が奇跡の王として復活するよう仕組むこととした。
 
これを知っているのは阿選と琅燦のみ。だから周囲には徹底的に阿選は悪者だと信じ込ませる必要があった。

 

 
阿選が自らの麾下を遠ざけていることには理由があると思われます。それは、本当に優秀な部下を残しておきたいと思っているからではないでしょうか。驍宗が帰還した後、朝を立て直すことに尽力できるのは、自分の部下の協力が必要だと思っているから。どうでもいい奴は、後から粛清できるようにあえてのさばらせている。恵棟にあえて要職をつけなかったのもこのため、真に重要なタイミングで民のために動くことのできる人物を残しておきたかった。
 
今回、泰麒が帰ってきたことで事態は大きく動くと予想した。おそらく阿選は3巻で死ぬ。泰麒に本当のことを話そうとして、黒幕に殺される。そして4巻で、阿選の本当の過去が語られる。
 
といった具合を妄想しております。
まさにコードギアスルルーシュのような感じでしょうか。

 

 

 

そうです。総集編3部作を見て思いついてしまいました(笑)

しかし少し夢のある展開ではないでしょうか?
この場合、怖いのは阿選に心酔している人たち(午月など)。最後の最後で何かやらかさなければよいのですが。
 
とにもかくにも、あと少しで答えが出ます。
1ヶ月は長いようで、あっという間でしたね。