【読書/レビュー】コンサル1年目が学ぶこと【備忘録】

このブログでは、最近読んだ本から得た気づきや学んだことを備忘録的に記録していきたいと思います。

これからこの本を読もうと思っている人、すでに読んで他の感想を探している方の参考になれば幸いです。

今回は、【コンサル1年目が学ぶこと)】です。

どんな本か?

著者:大石哲之

【概要】

本書は、社会人一年目からベテランまでのみなさんに、普遍的に役立つスキルを身につけてもらいたい、それも、一過性のものではなく、15年、20年と、生き続けるスキルを身につけてもらいたいと思って書かれています。

そこで、各界で活躍する元コンサルタントの方に取材をされ、15年前の新人時代を思い出してもらっています。そして、新人時代に学んだことのなかで、15年たっても記憶に残っていること、15年たっても役に立っていること、つまり、職種・業界が変わっても通用し、また、リーダーの立場や経営者の立場になっても通用していることを挙げてもらっています。

それこそが、 15年を経て磨かれ光り輝くようになったダイヤモンドの原石にあたるようなスキル・経験だからです。

 

 

 

何のためにこの本を読んだか?

「社会人1年目の教科書」に近いタイトルですね。一度軽く目を通したことはありましたが、「6割でもいいからすぐに出す」という言葉にかなり影響を受けた記憶があります。当時は完全に読み切っておらす、社会人になってしばらくした後でも、学べることが多くあると思い手に取りました。

 

 

 

本を読んで「これは役に立った!」と感じたこと

①相手の期待を超え続けることはビジネスの基本。そのためにはまず、相手の期待の中身を把握する必要がある。

②目線が貢献すべき他社の方を向いている限り、あなたの仕事には価値がある。

③時間をかけて完璧を目指すよりも、多少汚くてもとにかく早く作る。「3日の100点より3時間の60点」。

 

3つそれぞれの理由

①お客様、上司、それらの期待を超え続けていくことがビジネスの基本と書かれています。求められていないことに時間を使っても評価はされません。厳しい言い方にも思えますが、結局これが現実です。少し考えればわかることなのですが、相手の求めているものと違うことをしてしまうことは多少なりとも誰でもあると思います。それがいかに意味のないことか、改めて言われてハッとさせられました。

 

②この項目の小タイトルは「他人に貢献することを仕事のゴールにする」でした。「自分のやっている仕事は作業になっていないか?」、「お客様の問題を解決するのに役に立つことか?」これも当たり前なのことですが、日々仕事をしている中ではつい忘れがちなことであることを再認識することができました。お客様が価値があると思わなければ、どんなに作業に時間を費やしても単なる自己満足になるということに気づかされたのです。自分がお客さんだったらどうでしょう。作る側の自己満足製品は買おうとは思わないです。つまり、そういうことです。

 

③数年前に読んだときに一番印象に残ったことであり、以来実践し続けていることです。とにもかくにもスピードを最重要視する。思い返せば、特に若手はやりがちなミスであるように思います。本人は完成度を挙げようと頑張っているものの、出来上がったものはレベルが低いというより、全く方向性が違うものになっていた。自分にも他の人にも大いに当てはまることです。改めて読み直しても非常に大事だと感じました。

 

 

 

上記の内容踏まえて、気づいたことや実感したことは?

若い時に読むのと今読むのとではとらえ方が全く異なっていることに気が付きました。それは自分がプロジェクトを指揮する立場も経験してから、考え方も変わり、経験値も増えたからであると感じます。ですが、上記①~③は改めて大事にしないといけないと感じましたし、お客様、上司、社内の関連部門の問題を解決しない製品は価値が無いと常に自分に言い聞かせたいと思います。

また、とにかく早く出すということは昔読んで以来実践し続けていますが、意識してやってきた分、身にはついているものの、いつまでも60点とは言っていられません。これを80点、90点にいかにスピードを落とさず一発で持っていくかが「成長」なのだと思います。また、その考え方を仲間に浸透させられるよう努めていきたいと思います。

 

 

 

総評

「コンサル」という言葉を見て、自分には関係ないと思ってしまうにはあまりにも惜しい本です。まずは新入社員が読むべきものなのではないでしょうか?

会社とは何かというものに対して、何もわからないのは当然です。ですが、この本はそんな中でも自分が何をしていけばいいのかというヒントに大いになってくれると思います。

また、たとえ1年目での10年目でも、本書に掛かれていることを実践できていない人は、本当に多くいると思います。可能なら全員がこれを一冊ずつもち、1年に1回でもいいから読み直すだけでも、かなり意識が変わると思います。自分の周りにもぜひ進めてみたい本です。

 

 

 

 

 

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