本記事は十二国記新刊「白銀の墟 玄の月 」考察です。
ネタバレを多々含みますので、まだお読みでない方はお引き返しください。
十二国記 18年ぶりの新刊発売!!
2019.10.12
数多くの十二国記ファンについに待望の新刊が。。
「白銀の墟 玄の月」の1、2巻の発売です。
どれほどこの時を待ったことか(笑)
私と同じく多くのファンがこの日を待ち、発売日発表とともに
それまで家に眠っていた全巻を引っ張り出して読み直したでしょう。
しかも今回は戴国の話。
驍宗、泰麒には幸せになってほしい!
しかし非常に長く、そしてブランクのある人、初めて読む人には
少し難しく感じるかもしれません。
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そこで、今までの話を振り返りつつ、今回最も謎が深まる泰王驍宗について
様々な人が語る説、引用も含みつつ考察をしていきたいと思います。
全く関係ありませんが、私はプロレスが大好きです。
プロレスは格闘技とお思いの人も多いかもしれませんが、プロレスで
最も面白いのは予想している時なのです。
「ああなるかな?」「こうなのかな?」その瞬間がプロレスファンにとって
最も楽しく、幸せな時間なのです。
小野主上は、18年もその時間をくれ、さらにもう1か月の猶予を与えて
くださいました(笑)
私たちもこの時間を楽しみましょう。
かなり話が脱線してしまいましたが、さっそく考察に行きたいと思います。
今作までの流れは?
最初に書いた通り、今作は戴国にまつわるお話です。
少しおさらいです。
戴国は、虚海に浮かぶ島国。首都は瑞州の鴻基、王宮は白圭宮。泰王は乍驍宗、麒麟は泰麒蒿里。北東の最も寒い国で年の半分近くは雪に閉ざされ、冬は晴れ間が数日しかない。夏でも寒冷な気候。玉を産出するが、驕王時代の乱掘と、現在の国土の荒廃が原因で枯渇している模様。国民性は鉱夫気質で、気性が激しく喧嘩っ早いとされる。(wikipediaより)
戴が登場する話は、
『風の海 迷宮の岸』
『黄昏の岸 暁の天』
『華胥の幽夢』- 冬栄
『魔性の子』
でしたね。もちろん今回のために改めて読み直しました。
その最終段階なので、ここまで長いのもうなずけます。
ここからはその中でも重要な2巻のあらすじをびっくりするほど簡潔に書きます。
風の海 迷宮の岸
蓬山に待望の泰果がなるが、触で流されはや10年。
いろいろあったが、延麒と漣麟のおかげで帰還成功。だが世界のことがわからない。
泰麒は王を選ぶ必要があった。葛藤、成長を経て、鬼強い使令もゲットし、
なんやかんやで新王驍宗を選定し、これから泰は前へ進んでいく。
黄昏の岸 暁の天
別巻で不穏な噂のあった戴。実際には登極後半年で阿選の謀反により
驍宗は行方不明。泰麒も襲われ、無意識鳴触で蓬莱へ逃亡し、帰還不能。
李斎はひん死になりながらも陽子のいる慶へ助けを求めに、、
そこでなんと慶、雁、範、漣、奏、恭が協力して泰麒捜索という胸熱展開に。
ひん死の泰麒を何とか救出。すっかり大人になった泰麒は、李斎とともに
自らの王を探しに戻る。
「魔性の子」は鳴触で蓬莱に流された泰麒の話。
「冬栄」は登極後に漣に泰麒が訪問する話でしたね。
次回からは新作の考察に移っていきます。