シマノの万能カウンター付きリールである、「バルケッタプレミアム」。
タイラバ、イカメタル、ライトゲームなど船での釣りで様々な場面に使用できる大変汎用性の高い高性能リールです。
今回は、そんな「バルケッタプレミアム」をよりカッコよくカスタムする手順をご紹介します。
バルケッタプレミアムはどんなリール?
「バルケッタプレミアム」はシマノのカウンター付きリールです。「フォールレバー」、「マイクロモジュールギア」、「エキサイティングドラグサウンド」、「レベルワインド連動」等、様々な機能を搭載しています。
タイプは4種類あり、まず、ダブルハンドルかシングルハンドルか、そして、ノーマルギアか、エクストラハイギアか、です。
対象魚種の幅は広く、ライトゲーム、アジ、タイラバ、イカメタル、タチウオなど、これ1台あればどんな釣りにもおおよそ対応できるでしょう。
なぜカスタムをするか?
高性能なバルケッタプレミアムですが、多くの人が不満を抱いていることがあると思います。
それは、「色」です。
バルケッタというシリーズは「オレンジ」を使用することが特徴です。通常のバルケッタや、バルケッタBBもオレンジが配色されています。
アングラーにとって、道具のデザインは性能と同じくらい重要なポイントです。加えて、ロッドとリールを合わせた時の配色のバランスも重要ポイントでしょう。
そんな中でオレンジ色というのは、なかなか合わせにくい色であるため、敬遠してしまいがちです。
もちろんオレンジを使用しているロッドもありますが、汎用性が高いリールだけに、デザインのせいで使いにくいというのはもったいないことです。
ちなみに、オレンジ色で有名なロッドと言えば、シマノの「ベイゲーム」や、ダイワの「リーディング」がありますね。
そんなあなたにガンメタカスタム!
しかし、オレンジがうっとうしい「バルケッタプレミアム」が、ガンメタ一色になって、めちゃくちゃカッコよくなればどうでしょう?
しかもお金はそんなにかからない!
シマノからパーツを数点購入し、組み換えをすればおしまいです。
どこをカスタムするかというと、画像のオレンジ色のパーツ2点です。
これからその手順をご説明します。
用意するもの
まずはプラスドライバーです。ハンドルのねじを外すのに使用します。頭が小さい方が良いです。
次にスパナ。対辺10mmのものを用意しましょう。ラチェットがあれば、その方が簡単なので、良いです。
そして、組み替えるパーツを2点用意します。
今期は、炎月プレミアムのパーツを使用します。
部品番号141:ハンドル固定ナット(275円)
部品番号145:メカニカルブレーキノブ(935円)
これらは、釣具屋さんに行って、部品番号を伝えれば取り寄せてくれるでしょう。楽天やYahooショッピングでも買えますが、送料がかかります。手元に来るまでの時間はそう変わらないので、釣具屋さんがよいでしょう。
ほかにも、キッチンペーパーかウエス、ピンセットがあれば作業がしやすいです。
交換手順
まずはハンドルを固定しているナットを外します。
プラスドライバーでオレンジのナットの横にあるねじを外します。部品は最後に組付けますので、順番通りに置いていけばよいでしょう。
次にハンドルを外します。
ここの注意点はナットが逆ねじになっていることです。逆ねじは、文字通り、通常のねじとは逆向きに回す必要があります。つまり、外すときには時計回りに回します。
そして、このナットを外すと、ドラグのばねで、スタードラグなどが飛び出してくるので、手で押さえながらゆっくりと外しましょう。
ハンドルを外した後は、そのままゆっくりスタードラグ、ばねを外します。
ここまで外した状態です。
次に、フォールレバーを分解していきます。
まずは、一番上にあるキャップを外します。ねじになっています。
フォールレバーを外します。特にねじにはなっていないので、そのまま抜けばOKです。
すると、「ロックスペーサーA」がでてきますので、これを外します。
もう少しです。「ロックスペーサーB」が「メカニカルブレーキノブ」に引っ付いています。裏からつまようじなどで突けば取れます。
後は、購入した炎月プレミアムのパーツを交換していき、逆の手順で組み立てれば完了です。
どうでしょうか?
カッコよくなったと思いますし、これでどんなロッドとも合わせることができるでしょう。
掛かった代金は部品代の1,210円のみ。工具さえあればだれでもできますので、ぜひチャレンジしてみてください。