隠れた名機!?【キャタリナTW】の恐るべき汎用性とは?

現在は販売を終了している、ダイワの【キャタリナTW】ですが、その汎用性の高さが話題になっています。

この記事では、キャタリナTWとはどんなリールなのか?そしてその汎用性の高さはどの釣りに行かされているのかをネット上の声を参考にまとめます。

キャタリナTWの基本スペック

ローギアタイプの「100P-RM」とハイギアタイプの100SHがあります。

 

 

キャタリナTWはどんなリール?

  • スーパーメタルハウジングで堅牢、ライトジギングシーンで活躍する「投げられる」SWベイトリール
  • 堅牢スーパーメタルハウジング・ハンドル側サイドプレート、メインフレーム、ブレーキ側セットプレートを金属化した事でまるで丸型ベイトのような剛性感。
  • TWS搭載・飛距離、トラブルレスを支えるダイワベイトのオンリーワンテクノロジー
  • キャスティング対応・(マグフォースZ)を搭載し、タチウオにおける東京湾駿河湾の横引き釣法に対応。伊勢湾ライトジギングでのちょい投げはもちろん、キャスティングタイラバにもしっかりと対応。*シーバスやロックフィッシュにもお使い頂けます。(※フロロライン使用時はブレーキを強めに)
  • 幅広いSPOOL互換性・特にZILLION1500番シリーズとの互換があり、1516なら1.0-300、1520なら1.0-400とDEEPタイラバ等にも対応。
  • ハンドルノブ:パワー、ラウンド、EVA

  • ハイパーデジギア仕様

 

 

リールの概要からわかる汎用性の高さ、ジギング、タイラバ、シーバス、タチウオ、ロックフィッシュなど、オフショアの様々な釣りにこれ一台で対応することができるでしょう。

また、地味に特筆すべきは「ハイパーデジギア」を搭載しているということです。

ハイパーデジギアとは、非常に強くて硬いC6191という素材を用いて製作されているドライブギアであり、耐久性や巻き上げ力が強いものです。高精度で加工されているため、製造コストが高く、高精度の組立が求められることがネックのため、現在では「17モアザン」や「ソルティガBJ(スピニング)」「15ソルティガ」くらいにしか搭載されていません。

 

 

 

現在はすでに廃盤であり、キャタリナTWの後継機種は「ティエラ A IC」が最も近いものでしょう。

中古であれば、タックルベリーのサイトがお勧めです。

b-net.tackleberry.co.jp

 

 

キャタリナTWはどんな釣りに、どんな使われ方をしているか?

ここからはネットにアップされているキャタリナTWの様々な使い方をまとめていきましょう。

ショアからのキャストに使用

キャタリナTW 100SHLを購入しました。ショアのハマチ、シーバス、ロックフィッシュ、アオリイカや、オフショアのタイラバ、ジギングまでこれ1台で色々と楽しめる、良コスパ堅牢リールです。

購入してから1年が経過しましたが、基本的には10g以上の仕掛けを使ったショアからのキャスティングでガシガシ使っています。詳しく述べますと、エギング(餌木3号〜3.5号)、ライトショアジギング(ジグ20g〜35g)、オフセットフックを使ったアコウ狙いなどを基本とし、たまにロッドを組み換えて50g〜80gのジグやタイラバやアコラバもぶん投げています。

スプール径36mmと大きめの部類なのですが、3/8oz(10g強)程度のジグや餌木2.5号でも適当に投げても35m〜45mほどの飛距離を稼ぎます。40g以上のジグや鉄板系などはいわずもがな、スピニングリールよりもぶっ飛んで行きますよ。

ナイトエギングやナイトシーバスなどの夜釣りの場合、マグネットブレーキを強めにすれば飛距離もさほど落とさず対処可能で、さすがマグフォースZという感じです。メカニカルブレーキもゼロポジから0.5回転〜0.7回転ほど強く締めればノーサミングで着水も可能です。ただその場合だと、1.5割〜2割ほど飛距離は落ちると考えて下さい。

ラインはPE2号の四つ編みを150m巻いています。PE2.5号を150mは少し厳しいでしょう。もっとラインキャパが欲しい場合は、1520スプールと互換がありますのでこちらを買い足すのも良いでしょう。おすすめとしては、18リョウガの純正1520スプール(定価1万円+消費税)です。ジリオンTWHDの純正1520スプール(定価1.3万円+消費税)とも互換がありますが、こちらはマグフォースZではないし、しかもなぜか割高です。

オフショアも想定された設計なのでフルメタルの堅牢ボディとハイパーデジギア。ハンドル長さが100mm、EVAのパワーラインドノブ、ATD搭載でドラグ引き出し時に音も鳴ります。リョウガや一誠などの1520スプールもいけます。それにも関わらず不人気で2.5万円以下で売られている時があります。見つけたら即買いです。

 

 

サーフで使っています。

まず、注目すべきは飛距離です。

外洋メインで使っていますが、10ftロッドで15g~20g位のミノーがスコーン!と飛んで行きます。メカニカルはゼロポジションでマグは通常4で、向かい風時は5の設定です。

激戦区サーフでこっそりと比較しましたが、同ウエイトならスピニングと同じかそれ以上飛んでいました。

あれこれと試した結果、15g~20g位のミノーをメインに遠投する場合は、Mクラスでやや張りがある10ft超えで、ファースト寄りのレギュラーテーパーのロッド(先重りあるとだめです)。1oz超えを投げるとモッサリ感を感じる位のロッドが適しているかと思います。

もう1つ良いところとして、ベアリングが必要なところしか入っていない点です。個人的にはこれが結構重要で、外洋の場合は波飛沫を被ったり、砂嵐を被ったりでやはりベイトリールには不向きな環境です。沢山ベアリング入っていると、どうしても砂噛みや塩噛みして巻き心地を維持できないのでが、その点キャタリナTWは1番被害受けやすいハンドルとウォームシャフトはプラスチックのカラーです。ただ、非常に内部に水が入り易いのでたまに分解して中身のメンテは必須です。実体験では、アンチリバース機関周辺が錆びやすいのでシーリングも忘れずに行いましょう。

巻き数が81cmでもう少し欲しい所ですが、早巻きしたい時はハンドルを一生懸命回せば何とかなりますし、とにかく最高です!久々に買って良かったと思えるリールでした。

 

 

オフショアだけじゃもったいない!

ベンダバール8.9Mに合わせるリールを探していたら、オフショア用のキャタリナTWを発見しました。ブレーキはマグフォースZで、スプール径36mm。100mmパワーハンドル仕様、ボディはフルメタル、こんなにスペックが良くてコスパに優れたベイトリールがあったとは…。ベンダバール8.9Mとの相性もバッチリで、サーフの釣りから河川のウェーディングまでマルチに対応できます。社外カスタムパーツも色々あるので、リールをカスタムしたい人も全然大丈夫ですよ。間違いなくオススメです!

 

 

堅牢でシンプル

秋の落ち鮎パターンでのナイトリバーシーバスゲーム用に100SHを購入しました。これまでは、ブレーキ性能がPE使用の場合は16ジリオンSV TWを使っていましたが、PE使用だとキャストの後半の伸びがなく、スプール径も使用ルアーの重量に合わずストレスを感じていました。購入候補として
ジリオンTW HD
②アンタレスDCmd
③モアザンPE TW
④キャタリナTW
でした。
まず、ジリオンTW HDはPE使用前提でなく、ブレーキもローター固定のマグフォースの為、トラブルは無い代わりに飛距離が全然でないことを予想し断念。18アンタレスDCMDは、まずDC音を暗い中響かせるのが、ちょっと恥ずかしいのと、値段が高いので断念。モアザンPE TWは、34mmスプールが16ジリオンSV TWと同じなため、使用ルアーと合わないと判断し断念。消去法で残ったのがキャタリナTWでした。

ジリオンTW HDベースのキャタリナTWは、ベアリングがジリオンTW HDより4つ少ないのですが、ハンドルノブのベアリング分です。気になれば自分で変えられる部分です。そして更にウォームシャフトにも追加できますので、その気になれば12ベアリングにできます。そして何より堅牢なメタルフレームなのとハイパーデジギア搭載だという点に惹かれました。

落ち鮎パターンの場合、18〜60g位のルアーをドリフトで使うのですが、36mmのスプールとPE用にチューンされたマグフォースZが威力を発揮します。実際に使用してみて、まず感じたのはジリオンSV TWと比べて飛距離が段違いに出る(PE1.5号、7.8fのHアクションのバスロッド使用)ことです。エスドライブやジョイクロ178で10mは飛びます。重心移動タイプのミノー25〜43g位になると15m近く飛んでいると思います。(ちなみにナイトではカゲロウ155fは対岸が怖くてフルキャスト出来ませんでした)そしてパワフル。65cmのシーバス、70cmと60cmのナマズ、80cmのニゴイを釣りましが、激流から容易にゴリ巻きで引きずり出すことができます。これならランカーシーバスでも不安はないと思います。

そしてこのATDはドラグ音が出ます。暗い中、魚を目視できない状況では、魚との間合い、魚の疲労度などがわかりにくいですが、ドラグ音が出ると、同じテンションをかけ続けているのにドラグが出るなら、まだ魚に体力がある、そんな情報をもたらしてくれます。これ何気にいいと感じました。

ベイトリールの良し悪しをバックラッシュのし難さで語る人がいますが、このリールはブレーキ調整を誤ったり、無駄に力むキャストをするとバックラッシュします。マグフォースZ-PEチューンですから。ですが4本撚りの1.5号以上のPEなら、修復不可能なバックラッシュが出た場合、多分それは使用者の技術の未熟さを示していると思います。ボディの堅牢さやハイパーデジギアの大型魚に対峙した時の強さ、耐久性などは使い込まないとわかりませんが期待はしています。

本来のこのリールの使用用途とは少し違うかもしれませんが、総じてシーバスゲーム用のベイトリールとしては、凄く良いリールだと思います。そしてロックフィッシュゲーム、磯のヒラスズキなどライトじゃない海のキャスティングゲーム全般に。ベイトリールに慣れた方におすすめします。

 

 

 

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