「仮面ライダーBLACK SUN」の謎の世界観について語りたい

10/28にAmazonプライムにて10話一挙配信された、「仮面ライダーBLACK SUN」。
配信後すぐにランキング1位になるなど話題の作品です。

今回は、作中の世界観について、色々と感じること、ツッコミたいことを挙げていきたいと思います。

長文及びツッコミがメインとなり、ネタバレを含む内容になりますので、未試聴の方はご注意ください。

結局どういう世界観なの?

公式HPにあるあらすじを改めてみてみましょう。

時は2022年

国が人間と怪人の共存を掲げて、半世紀が過ぎた頃。

人の姿でクラス怪人たちは虐たげられ、人間との衝突を繰り返す日々の中、

両者の溝は深まるばかりであった。

つまり50年前に怪人が出てきてから、ずっと人間と対立をしたままだと。。

正直疑問は冒頭の葵ちゃんの演説からありました。

それは「怪人」が世界兆通の単語になっているということ。

さすがにひどくないですか?

何も説明がなくとも、「KAIJIN」と言っている時点で日本発祥なのは想像にたやすいですが、こんな単語が世界共通のものになるでしょうか?

だって「怪人」ですよ?「怪しい人」。そりゃないでしょう。

モンスターはもっとひどいとして、ミュータントとかあるでしょう。

というよりこの「怪人」という単語自体が差別満載の単語に聞こえるので、正直葵ちゃんが何を訴えても全く理にかなっていない感じが否めません。

 

なぜ怪人は虐げられているのか?

この作品の世界観で一番わからないポイントです。

なぜ虐げられているのか?一番考えられるのは「見た目」です。異形な姿が普通の人間にしてみれば気味悪く感じているのかもしれません。

こういう問題は現実世界でもまだある問題です。アジア人差別、黒人差別は有名です。

世の中には肌の色が違うという些細な理由で差別する意味不明な人間がいるのです。

しかし、普通の人は肌の色なんぞで差別なんかしないでしょう?

あなたの隣に異なる人種の人がいたらどうですか?

「あ、外国の人だー」で終わることが大半ではないでしょうか?

その人が日本に住んでいるからと言って虐げますか?しないでしょう?

しかし、この世界ではするのです。例えば怪人が人間よりはるかに高い身体能力があり、それでよく犯罪をしているというのであれば話は分からないでもないです。ですが、そいういった描写は描かれておらず、ただ怪人というだけで大人から子供まで、また、飲食店ですらそんな考えの人間ばかりなのです。

バスのシーンがありましたね。「運転手さん、このバス怪人のせるんですか?」

普通こんなこという奴は頭のおかしい人間です。ですが、そんな奴ばかりの世界観なのです。ここで、なんで人間態の怪人を判別出来ているのかという疑問は盛大に沸いてきますが、いったん置いておきましょう。

2022年というあまりに現実に近い設定でありながら、あまりに現実離れした世界観により、作品に没頭できなところが残念です。

おそらく人間の方が圧倒的に数が多いのだとは思います。数の優位がなければあそこまで強気には出られないでしょうからね。ですがそういう説明が全くないため、「なんで?」が先行してしまい、素直に楽しめません。

 

ですので、ラストで葵ちゃんが「差別に怒れ」と言っていましたが、全然入ってきませんでした。「自分は関係ない。。。」のタイプの人間に当てはまっていると思われるかもしれませんが、それは違います。世界観が違いすぎて共感できないのです。

中途半端な差別表現

1話から出てくるデモシーン。デモに遭遇したことがないのでリアルなのかどうか判断しかねますが、あんまりリアルには感じませんでした。

確かに警官がずっとついているだとか、多少衝突があるのかもしれませんが、みんな演技しすぎていて「なんか違う気がする」状態になってしまいました。

また、差別表現で気になったのが堂波の台詞。

「子供の産めないLGBTQ。。。」のくだり。LGBTQについてどうこうという話ではなく、差別MAX主義者の人間が「LGBTQ」なんて単語使うわけがないのです。

こういう中途半端な差別表現も寒く感じてしまう。

The Boysなみに突き抜けた表現をするならまだしも、気を使いつつも差別を入れてくる感じが薄っぺらいのです。やるならとことんやってほしい。そういう負の面を見せてこそ、差別は絶対にダメだというメッセージが生きるのではないでしょうか?

監督がどんなメッセージ性を作品に入れようが、それは監督の勝手なので、そこについてとやかく言うつもりはありません。要は、「やるならちゃんとやれ」ということです。

 

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