2022年5月27日からディズニープラスで配信されたドラマ「オビ=ワン・ケノービ」。
スター・ウォーズの最新ドラマとして、エピソード3~4までの間、ジェダイマスターオビ=ワン・ケノービの歴史が描かれます。
今回は、6/22に配信された、第6話の感想・レビューを書いていきます。
盛大にネタバレ、また批判含めて書きますので、ご注意ください。
第6話の率直な感想
感想というより、気づいたことがあります。
「これはスター・ウォーズではなく、オビワンの物語なんだ」
ということです。
最終回の6話は、すっきりまとまっていたと思います。ややツッコミ所もありましたが、ベイダーとの戦い~決別、新たなる希望に向けての切り替え、そして満を持してのあのマスターの登場。
オビワンの物語と言ったのは、何となく感じたことです。マンダロリアンがあまりにも「スター・ウォーズ」だったこともあり、宇宙をまたにかけた冒険や、惑星・エイリアンの描写が少なすぎることに常に違和感を持っていました。
しかし、このドラマはあくまで「オビワン」。
EP3後、力を失ったオビワンが、レイアやルークという「新たなる希望」に触れ、力を取り戻しつつもこの先の物語につながっていく。そんな話を描いていたのだと思います。
そういった目線に立って見返すと、少し見方も変わるということです。かといって序盤のつまらなさがひっくり返るということはありませんが....
ファンならうれしい演出?
今話では、今までよりもわかりやすく、ファンにわかりやすいシーンがあったのではないかと思います。「ダースベイダーの頭の傷」、「レイアの服装」、「クワイガンの登場」ですね。
ダースベイダーの頭の傷
EP6にて、ダースベイダーがマスクを脱ぐシーンがありますが、頭に傷がしっかりと入っています。しかし、このドラマでは、序盤に水槽に入っていた時、頭に傷はありませんでした。
登場時から終盤にオビワンにつけられる傷ではないかと言われていましたが、6話ではまさしくその通りになりましたね。
ライトセイバーシーンでは、オビワンはセイバーをクルクルと回し、そしてなによりソレスの構えを見せてくれました。
しかしながら戦い方はソレスではないような気がします。なんか心なしかダークサイドに近い雰囲気すら感じました。ヒット&アウェイ方式の攻撃や皇帝のようなローリングアタックを見せ、守りを主体とするソレスよりも、アタロに近いものでした。
アタロとは?
アタロは全身を使ってのアクロバティックな戦闘スタイルが特徴なのです。それゆえ狭い場所向きではないことや戦闘にかなりの体力を使うため長期戦には向かない等の弱点がありますが、オビワンのマスターであるクワイ=ガンが使用しており、オビワン自身もEP1の時点ではアタロでした。
話は逸れましたが
オビワンが放った強力な一閃によりマスクを砕いていましたが、その時にできた傷であることがわかります。こんなところでEP6の伏線を回収するとは驚きましたね。
でも少し気になることがあります。
それは「フォース強すぎ問題」です。
EP7のシークウェルから気になっていたことですが、フォースがあまりにも便利アイテムになっています。6話では、ベイダーが地面を砕いてオビワンを生き埋めにしたり、オビワンが岩なだれを繰り出したりしています。
できるのはできるのでしょうが、戦闘で出してしまうと、
「じゃあなんであの時やらなかったんだ?」
という疑問が出てきてしまうので、できれば純粋なライトセイバー戦を見たかったという感じもしています。
レイアの服装
オルデランに帰ったレイア。ターラのホルスターを受け継ぎ、着替えている格好は、EP4以降のレイアそのもの。髪型も似せており、ここからレイアの物語も始まるんだという気にさせてくれますね。
今作はこのミニレイアが本当に良かった。MVPです。
ただ、最後にオビワンがローラを返しに来るシーンで、第一声が「ローラ」には笑いましたね。そっちなんだと。
オビワンのいうとおり、パドメとアナキンの子供という感じが本当に出ています。次はレイアのドラマも見てみたいですね。
クワイ=ガンの登場
1話から出るぞ出るぞと言われ続けたクワイ=ガン。
出るとわかっていても、いざ出てこられると涙腺が緩みます泣
あの腰に手を当てて立っている姿勢。後ろ姿もカッコいい。お変わりない様子で。。
クワイ=ガンは、死後も霊体として意識を保ち続ける方法を発見しました。
クローン戦争中にはあのヨーダを教え導き、ヨーダはクワイ=ガンから永遠の命の秘密を学んだのです。
ジェダイ・オーダーが壊滅した後は、オビワンも霊体化の術を教わっていました。いままでそばにいたんですね。今回オビワンが力を取り戻し、さらに成長したことで、クワイ=ガンを見ることができたのでしょう。
そして、「先は長いぞ」というセリフ。
EP4まではまだまだ時間があります。その間、オビワンはクワイ=ガンとともにいたのだと、思わせてくれる演出でした。
総括
1話からあんまりおもしろくないと感じていたこのドラマ。両手を挙げて「良かった!」とは言えませんが、最後は何となく落ち着いた感じがします。
正直、エイリアン出てこない問題や、ハジャのラスト雑問題など、気になるところは山ほどありますが、ユアン・マクレガーとヘイデン・クリステンセンがまたオビワンとアナキンを演じてくれたと、クワイ=ガンがまた出てきてくれたいうことで、良しとしましょう。
にしてもほんとに、ミニレイアは素晴らしかった。このまま成長するのと同じタイミングでレイアの短編ドラマ作ってくれませんかね?ハリーポッターみたいに。
ただ気になるものは気になるので、そのうち別記事にまとめたいと思います。
ああ、言い忘れたてた。
「Hello There」