【ネタバレ注意】MCUドラマ「Ms マーベル」第2話感想・考察・レビュー

2022年6月8日からディズニープラスで配信開始された、MCU最新ドラマである「Ms マーベル」。

1話からすでに非常に面白いスタートダッシュを決めた今作品。早くも名作のにおいがしますが、この後どのような展開となるのでしょうか?

今回は、6/15に配信された、第2話の感想・レビューを書いていき、今後の展開も考えてみたいと思います。

盛大にネタバレを含みますので、ご注意ください。

率直な感想

2話も非常に面白い!

初っ端から相変わらずなハイテンション。ヒーローとしての修行シーンもあり、まるでラブコメのような学園物の展開もあり、宗教観という、ある意味この手のドラマではタブーともいえるテーマにも触れています。

バングルの秘密も少しずつ明かされ始め、カマラのヒーローとしての挑戦と葛藤もきちんと描かれていました。

自然と笑みがこぼれるような展開と、明るいカマラのキャラクターは観ていて本当に楽しいですね。

これからさらに謎が明かされていくでしょうから、今後の展開にも目が離せません。

 

 

流れに沿っての感想

スーパーパワーを手に入れて有頂天のカマラ、1話とは真逆の登校シーンににやにやが止まりません。

そして屋上でのパワーを制御するための練習シーン。これはどうしてもサムライミ版のスパイダーマンを彷彿とさせてくれます。

モスクでのお祈りシーン、今回は宗教観の話がちょいちょい出てきますが、このあたりも知識があれば、どのような背景で描かれているのかわかってより楽しめそうなので、少し勉強する必要がありそうです。

2話で登場したカムラン。イケメンですね~。彼も一癖ありそうなキャラクターですが、あからさまに敵意むき出しのブルーノがかわいい。カマラが家に帰ってからのダンスシーンも良かったですね。

学校でカマラの鼻や手が光るシーンは何かの伏線でしょうか?今後力が暴走してしまう展開もあるかもしれません。実際に終盤では制御出来ていませんでしたし。

そして少しシリアスな話に移ります。ここでカマラの家族が話しているのは、「インド・パキスタン分離独立」の話です。1947年に起こった複雑な歴史的出来事です。また別記事でまとめてみたいと思います。

ここではカマラのひいおばあちゃんの話が出てきましたね。もともとのバングルの持ち主であろうと思われる彼女。カマラのお母さんもあまり話したくない様子。のちのシーンでは、他の年配の人たちもあまりイイ印象は持っていいない様子でした。

そして、今作ではヴィラン的な描き方をされているダメージコントロール局。まだまだ先があるので真意はわかりかねますが、別の目的があるのか?スクラル人が化けているのか?考察しがいがあります。

最後にパワーを使って少年を助けるものの、ビジョンに影響されてあわや、というシーンがありましたが、最後に登場したカムランとそのお母さんは一体何者なのでしょうか?

謎が少し明かされたと思いきや、また謎がでる。良い展開ですね。今後ますます楽しみです。

 

バングルの役割とは?

1話でカマラがバングルをはめたことにより能力を使用できるようになりました。しかし、2話ではブルーノの分析により、カマラのパワーはこのバングルが力の源なのではなく、元々あった力が覚醒したもののようです。

原作ではインヒューマンズという設定のカマラ。ドラマでは設定が改変されていると思われていましたが、バングルはきっかけにすぎず、設定が生きている可能性もあります。今後の話ではバングルを外し、原作通りの力を使うかもしれません。

 

 

カムランの目的は?

2話で転校してきたと言われるカムラン。当初はインド映画の話題からカマラと意気投合したのかと思いましたが、ラストにお母さんが出てきたことで、カマラの能力を狙って追ってきた可能性が出てきました。

ヒントは「インド・パキスタン分離独立」にあると考えられます。カマラのお兄さんは、カムランに対して、「イギリス訛りがある」と言っていました。

「インド・パキスタン分離独立」は、イギリスが、当時植民地であったインド領を解体し、その際にインドとパキスタンに分離、雑なやり方をしたイギリスのせいで、大混乱、大虐殺を引き起こしました。このせいで二国の対立は今日に至るまで続いているのです。

イギリス系の英語をしゃべるカムランは、ここでイギリス側についた一族の末裔なのかもしれません。カマラのひいおばあちゃんも、もしかしたらスーパーパワーを持っていた人物、またはインヒューマンズなのかもしれません。そのパワーを求めてカマラに近づいた可能性は高そうですね。

一見ヴィラン側に見えるダメージコントロール局ですが、真のヴィランはカムランとそのお母さんなのかもしれません。

幻影の女性は?

2話で何度か出てくる幻影の女性。子供救出の場面でははっきりと出てきました。

一体この女性は何者なのでしょうか?

考えられるパターンとしては、「カマラのひいおばあちゃん」か「カムランのお母さん」だと思います。

2人とも少し似ているので、はっきりとはわかりませんが、私は普通に「カマラのひいおばあちゃん」説を推したいと思います。

分離の際に消えてしまったとされる彼女。今後明らかにされていくとは思いますが、バングルの中に封印されている、もしくはパワーを残して消えてしまった、または別のユニバースに飛ばされてしまったとも考えられます。

まだまだ情報が少ないので、今後の謎あかしを待ちたいと思います。

 

 

エターナルズとのつながりはあるのか?

2話で名前だけ出てきた「キンゴ」。インド映画のスーパースターである彼ですが、キンゴは不老不死なので、お父さんも、おじいさんもすべて同一人物です。裏を知っている身としては、キンゴはうまく人々をごまかしているなと笑ってしまいます。

しかし、時系列がはっきりとはしていないものの、キンゴは現在アリシェムに連れ去られている身です。

バングルという不思議アイテムからしても、テンリングス同様にエターナルズとの関連性を疑ってしまいます。もしかすると本編にキンゴが登場する展開もあるかもしれません。

余談ですが、現在同時進行している、「オビ=ワン・ケノービ」には、キンゴ役の俳優さんが出ています。オビワンでは俳優が、Msマーベルでは名前がそれぞれ出ています。あと少しで完成ですね(笑)。